日本酒の感想 旨かった日本酒!

永寶屋 純米吟醸 雄町(岡山の米が福島で)

投稿日:2011年11月11日 更新日:

今日飲むのは「永寶屋」というお酒。

簡単に書くと「永宝屋」、「宝」が難しいほうの「寶」です。

 

福島県の鶴乃江酒造さんから、

「ぜひとも井本さんに飲んでほしい酒があるんですっ!」

と、送られたきたのがこれ。

「永寶屋 純米吟醸 雄町」

おお!

「雄町」か!

 

雄町と言うのは、雄町米の事で、主に岡山県で造られる酒造好適米です。

なるほど。

そりゃ岡山の米で造った酒なら、岡山で酒屋をやってる僕に飲ませたいよね。

雄町米は、ウチの近所でも作ってます。

雄町米は作るのが難しいので、歴史から一時消え、「幻の酒米」と呼ばれたそうな。

そんな難しいの?と思うかもしれませんが、近所の農家のおっさんも難しいと、よくボヤいてます(笑)

 

例えば、田んぼの端に壁があり、少し影になる所ってありますよね

普通なら問題ないんですが、雄町米だと、すぐ影響が出るそうです。

また、米粒がデカイので強風が来ると倒れます。害虫や病気に強いワケじゃないのに、化学肥料は嫌い。

全く持って七面倒なお坊ちゃま。それが雄町米(笑)

 

ところが、そんなお坊ちゃまなんですが、酒にすると、力強いダンディーな紳士に変身します。

ただ、雄町米は米を作るときも面倒だが、酒にする時も手強いと聞きます。

 

江戸川乱歩の本に「妖怪博士」というタイトルがあるが、そんな感じで言うと、雄町米って

「野獣紳士」

って感じじゃなかろうか?(笑)

そんな、私の地元の米が、遠い福島の地で酒になるとは。

これは期待しちゃいます!

永寶屋純米吟醸雄町1

美味くないとイヤだけど、地元の岡山の蔵より美味かったら、どうしよう?(笑)

すんごい微妙な期待感。

なんだか妙にドキドキ。

永寶屋純米吟醸雄町2

いざ!!!

おおおっ!

固い!

口あたり固いなー!

 

蔵の人が「本当はもう少し寝かしてみたいんですが・・・」と言ってた意味も解る!

一夏寝かせて、まだこんなに固いのか・・・

でも固いけど、それは若々しいって感じで、この酒、俺、好きです!

 

あと、鶴乃江酒造さんのトコで造った酒は、やはり、味がじゅわっと詰まってます。

このジュワっと詰まった感じ、いつも不思議。

香りは控えめ。

骨格がしっかり。

 

燗でもいけそうだけど、今は常温で飲みきりたい。

 

うめー。

これは、やばいぞ。

岡山の蔵人よ!

遠く、福島から、挑戦状が来ましたよーん!(笑)

 

しっかし!

先ほど、雄町米の事を

「野獣紳士」

と評しましたが、この永寶屋の雄町は「好青年」って感じですー!

こう、がっしりとして、スーツが似合いそうで知性もあるから眼鏡も似合いそう。

ん?

それってクラークケントみたいじゃね?

今でも十分うまいのに、スーパーマンになったらどうしよう・・・

おっとこりゃ、今年の若い内に売ってしまおう!

これをさらに寝かして、さらに美味くなっちまったら

岡山県民として、脅威を感じる(爆)

そんな馬鹿な事を考えてたら、あっという間に飲んでしまった。

 

読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

追記


数年後、少し感想は変わりました。

相変わらず旨いんですが。

2018年1月12日記事:永寶屋(永宝屋)旨いんだけど、悩みは深まる。

 

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