プルシア、という梅のリキュールを飲んだ。
フランス産の梅リキュール。
暗いところで撮ったので、見づらい・・・
(苦笑)
「プラムリキュール・プルシア」について
いや、待て。
「梅のリキュール」って言ったらイカンのか。
「プラムのリキュール」がおそらく正しい。
フランスに梅って無くね?
自分で言っておいてなんですが。
よくよく考えたら、フランスに梅は無いよな、と。
「梅」を英語にすると「plum(プラム)」になっちゃいます。
ですが、海外のプラムって「スモモ」だったと思います。
日本のスモモとまた違ったりします。
さらにややこしいのが、海外のスモモって色々あるんすわ。
日本でスモモって言ったら、小さい桃みたいなヤツですが、あれ以外にもっとあります。
緑色で酸っぱいやつもあって、酢漬けにしたりと、使い方としてはオリーブに近いかも。
でもやっぱり「梅」とは違う。
じゃあ、桃なの?
と言われると、プラムも梅もバラ科の植物だったと思うので、兄弟っちゃ兄弟。
プラム・リキュールって珍しい!
前置き長くなりましたが、そんなワケでプルシアは今後プラム・リキュールと書きます。
それで、リキュールって星の数ほどあるんですが、プラムは珍しい。
唯一、覚えがあるのが「スロー・ジン」と呼ばれるプラム・リキュール。
でも、これはスモモの仲間の「スローベリー」を酒に漬けた物。
なので、梅酒って世界的に見れば珍しいけど、同じくプラムリキュールも珍しい。
期待度高まる蒸留元
プルシア見た時に「珍しいリキュール出たな」と思ったんです。
僕はてっきり、リキュールと言えば「ボルス」か「デカイパー」あたりが造ったんだろな、と思ったんですが・・・
「ルイ・ロワイエ社」どこそれ?
調べたら、コニャックのメーカーじゃありませんか!
これは、期待大!
パターンとして、梅酒とブランデーって相性良いんですよ。
チョーヤ梅酒の高級品「エクセレント」もブランデーですからね!
んじゃ、飲みますか!
プルシアの感想
やられた!
そう来たか、という感じ。
コニャック(ブランデー)のメーカーが造ったので、そのブランデー風味が豊かなリキュールだと思ったんですが・・・
すんげえ、クリア!
透き通った甘さと香り。
スッキリとした上品さ。
旨い!
高級感もバッチリです。
さすが、おフランス。
おフランスがリキュール作ったら、こうなるか!って感じの高級感。
さらっとしながら、香り高い。
見た目の期待どおりの旨さだ。
どんな味わいか?
高級感とか、上品、とかばかり言ってるので、どんな味かと言うと・・・
んー、やっぱり梅酒です!
(爆)
スモモのイメージは無いです。
ただ、すげえ上品です。
日本の梅酒との違いは、べたつかない甘さとキレの良さ。
これなら全然ストレートで飲める。
日本は今、どこの蔵もたいがい梅酒を造っているんだが
このプルシアのようなパターンの梅酒は無い。
これ、梅酒でも、この方向性は造れると思うんだけどなぁ。
フランスに対しちょっとジェラシー。
(笑)
これもあえて「梅酒」として自分のランキングを考えると、トップ10に入るかも。
そのぐらい、ちょっと評価高いです。
漬けてるスピリッツがキモでしょうな。
なんでこんなにスッキリしてて、上品なのか?
おそらく、プラムを漬けてるのが「ブドウのスピリッツだから」
ブドウを発酵させてアルコールを造り、それを蒸留した物です。
それを樽で熟成して行くと、晴れてブランデーとして完成するわけですが。
ブドウのスピリッツってどんな味?
と、思った人は「シロック(CIROC)」というブドウで出来たウォッカがあります。
こちらも、おフランス産。
今度、シロックで梅を漬けてみようかなー、なんて、一瞬考えたけどプルシア買ったほうが安いな。(苦笑)
プルシアの飲み方
梅酒の場合、お湯割りだったり、ソーダ割りだったり飲み方いろいろですよね。
プルシアの場合、もうロックがビタです。
お湯割りもソーダ割りも、まずくはないんですがロックが一番です。
口当たりがサラサラしてて、味もスッキリしてるので、お湯割りにするとその良さが無くなる。
お酒に弱い方で割るとするなら・・・
- ソーダ○
- オレンジジュース(100%)○
- グレープフルーツジュース(100%)○
- 冷えたダージリン○
ここからおすすめしない割り方
- トニックウォーター×
- コーラ×
- ジンジャーエール×
お酒には強い方は、これを使って色々カクテルできそうです。
スパークリング・ワインで割ったら、旨そう!
でも、単品として完成されてるんで、やっぱりロックが一番かなと思います。
感想まとめ
ちょっと昔に、キューカンバーのリキュールが出て、びっくりした思い出があります。
キューカンバー、キューリですね。
旨いのか?んなワケない。(爆)
その時、思ったんですわ。
「もう、リキュールは出尽くしたな!後は重箱の角つつくだけだわ!」
今日は、その思いを考え直しました!
酒の世界は深い!広い!
いやあ、梅酒でこんな色々考えさせられるとは!やるな!
・・・て、俺やっぱりコイツを梅酒あつかいじゃん。
(笑)
プルシア 特徴やその他の情報
- 醸造元:ルイ・ロワイエ社
- 生産国:フランス
- 原材料:プラム、スピリッツ
- 分類:リキュール
- アルコール度:15度
- 予想価格:2500円(700ml)
プルシアの人気に調子に乗ったか?ルイ・ロワイエ社、新商品を出しましたわ(苦笑)
- ミスティア(マスカットのリキュール)
- キミア(クムカット=金柑のリキュール)
二匹目のドジョウを狙うと、失敗するのが世の習い。
でも、やっぱり飲んでみたい。(苦笑)
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ミスティア これも旨い。
プルシアの姉妹品、ミスティア。 プルシアは梅のリキュールだったが、ミスティアは、マスカットのリキュー ...