最初、タイトルに
「ヌード」
とだけ入れてたんですが、これ、紛らわしいな。と思って「スペインワイン」と付け足したしました。
けっして、私が泥酔して、ヌードで走り出した話ではありません。(あたり前か)
スペインの赤ワインで、使用品種は、プティ・ヴェルド(プチベルドとも言うか?)
なかなかにスタイリッシュなラベルだし。
産地は情熱の国、スペイン!これは、さぞや情熱的なヌードが!
と!思いきや!
・・・うまぐねっ!(笑)
まずいっ!とは言わないが、旨くは、無い。
えーなんでだ。。。
口あたりは、ぶりっとした果肉感、凝縮した感じがあるのに、味わいは、なぜか、ぺらっぺら。
後味がスッキリ、と無理やり褒める事もできるが、口に入れた瞬間は、濃密な期待感があるだけに飲み込んだ時の「ありゃ?」という外れ具合が、なんともガックリ。
これはもう、
「私、脱いだらすごいのよ」っての逆パターン。
「私、脱いだら薄いのよ」ってなもんだ。
どんだけお前は着膨れしてんだって。・・・いかん、終始、下ねただ。(苦笑&自重)
しかし、プティ・ヴァルドってこんなもんだっけ?もっと渋みが出やすい品種だったような・・・
あ・・・
まてよ・・・
これ、ただの「深読み」か?
いや、ちょっと思ったのが
濃厚な味わいの物を、わざと!すっきりとした後味にし、そのスレンダーさ、清らかさを、「ヌード」としたのか?
そう考えると、名前と言い、ラベルといい、繋がる物がある。つまりここで言う「ヌード」とは、「素の自分」とか「飾りの無いもの」みたいな意味合いで使う「ヌード」か?
んん・・・・・
それは、ファッション通信的なセンスだな。
ヨーロッパだから、わからんでもないが。
でもこれ、日本酒で例えたら、「まっ裸!」って名前の純米酒があったとしよう(爆)
飲んでみたら、すげえ淡麗。そんなのがっくりしないかい?
やっぱこう、図太い辛口酒だったりしたら、
これが日本男児じゃい!みたいで、いいじゃない。(笑)
って、スペインから遠い異国の日本の片隅で、付けた名前にイチャモン付けても、なにも出ないが(苦笑)
ん~
こう言うと、語弊があるのを承知で言うが、酒にスタイリッシュさが加わると、だいたい外れるな。(笑)
例えば、画家が描くヌードは、たましいを描かなければ絵ではない。
酒もたましいである。
ならば、
スペインの魂が見たかった。
そんな事を考えたワインでした。
後述。
語学に詳しい知人から、ツッコミ受けました。
「スペイン語でNUDOだったら、意味合いとしては裸じゃないよ。」
とね。
なぬー!ということで辞書引いてみたら、スペイン語で「NUDO」は「結び目」とか、「接点」とか、そんな意味合いみたい。
おお、めっさ間違えてるやん俺。(苦笑)
えっと、あれですよ、ついつい英語のほうで考えちゃってさ。と、言い訳するとさらに知人から・・・
「あのさ、裸ってスペルならNUDEだよ」
あいやー!
サーセン!
間違えましたー!
しかし・・・結び目かぁ。
そう考えても、やっぱりピンと来ない味わいだったなぁ。なんとも軽い結び目。(苦笑)