先日、何種類かの日本酒を飲み比べした際の残り。
さて、普段はめったに飲まないんだが、今日はあらためて真面目に久保田を飲もうか、なんて思う次第です。
あまり飲まない、というのが、これだけメジャーになるとマニア的には、いまいち面白味にかける、という感じがあります
ただ、あんまり行き過ぎると、アンチ・ジャイアンツならぬ
アンチ・久保田
になっちゃうので、気をつけたい所。
実際、「あー久保田なんてダメダメ!あんな不味いの!」と、いう方に出会う事あります。
それは極端じゃね?
とも思うのですが(苦笑)
まあ、
ちょっぴり嫌う理由も、わからんでもない!
久保田が嫌われる理由
というのが、
生産量で言えば、超大手。
久保田を造る新潟の朝日酒造、正確な数字を忘れたんですが、確か、4万石ぐらいじゃなかった?
5万石いってたっけ?3万石は確実に超えてる。
石数で言うと解りにくいので、1石=一升瓶100本なので300万本か、400万本ぐらい。
小さな蔵が、2万本ぐらいなので、100倍以上の生産量。
そんな超大手の大量生産の日本酒なのに、いまだ、なぜかプレミア価格で売ってる所がある。
もう、すんごい謎。(笑)
だから、毛嫌いされる理由も解らなくもないが、今回は、先行するイメージは置いて、真面目に味をテイスティングします。
久保田・紅寿の飲んだ感想
うむ。
絶妙なバランスなんだよな。やっぱり。
甘口でもなく、辛口でもない。
淡麗というほど薄くなく、重厚というほど重くない。
ただ・・・
ん~
そうなんだよね~
面白みがあるか?って言われると無いかなぁ・・・
酒の味でいう「面白み」
これ、しょうがない話なんですが、大量生産しちゃうと、どうしても滋味が無くなる。
料理の世界で言うと、カレーを作ったとして10人前ぐらい作ると、いい感じですよね!
んじゃ、100人作ったら?
そうです。細かい味わいを出すのは、そりゃ無理です。
他で例えると、結婚式の料理とか、ガキのころお世話になった、学校給食とか
(でもソフトメン・ミートソース大好き!ありがとう給食センターのおばちゃん!)
あ、でもそうか。
莫大な量を作りながら、一定以上のレベルを作り続けるっては、これは、スゴイ事だと思います。
フランス・ワインの最大手、カステル社の社長も言ってます。
「少量で美味しいものを作るのは簡単だ。大量に美味しい物を作るなら技術が要る。」
確かに!(笑)
「安定感」というスゴサ
んで、そういう事か、と思ったのが
あなたが、日本酒に詳しくない方だったら?
久保田は、いいです。
まず外れません。
20種ぐらい飲み比べしても、やっぱり8位から5位ぐらいには入るんじゃないか、と思います。
ただ、断言しますが、1位を取る事は、無いです。
だからといって知らない蔵の純米大吟醸なんかを贈ると、大外れの可能性があります。
だから、普段から日本酒を飲んで無い方が、日本酒を選ぶならやっぱり久保田、オススメです!
でも注意!日本酒マニアに久保田はキケン!
「あの人、日本酒をよく飲むから評判の久保田を上げようかしら?」ってな感じで選ぶと、相手が、日本酒マニアだった場合、
「けっ!」
と一蹴される恐れがあります。
その辺が難しいところ。
マニアってやつは、メジャーな物が嫌いなんです。(笑)
- ウイスキーマニアに、バランタイン。
- ブランデーマニアに、ヘネシー。
- 焼酎マニアに、魔王。
このへんは、相手がマニアだったら、鼻で笑われるかもしれないので気をつけましょう。
まあ、思えば酒以外でもありますよね。
マニアに鼻で笑われる瞬間。
- 映画マニアに、タイタニックの話したり。(んじゃ、ゴダール?)
- 漫画マニアに、ワンピース。(んじゃ、テニプリ?それも違うのか・・・難しいなぁ)
- ヘビメタ・マニアに、Xエックス。(デーモン閣下はOKみたいです。)
- ダンス・マニアに、MCハマー(すんません、古いギャグで)
- ゲーム・マニアに、FF。(ま・・・ね。)
- プロレス・マニアに、オカダカズチカ。(あ、これはいいのか (笑))
AKBマニアに・・・
おっと、なんの話だっけ?
あ、そうそう。久保田。
まとめちゃうと、
久保田!旨いです!
日本酒はじめるなら、だんぜんオススメ!
でも、トータルすると
「まあまあ」なんです。
(苦笑)
はぁ・・・マニアって、めんどくせ!
あ、俺のことか。
(笑)