「桜が見たい!」
と思い、蒜山に行く事にしました。
岡山県北部に、「蒜山」という所があります。
山岳部にあるためか岡山というより、東北地方のような気候の場所。
冬になれば、かなりの積雪もあります。近所では、もう散ってしまった桜も蒜山では、今が見ごろ。
で、話は桜の話ではなく、酒の話です。(笑)
「蒜山ワイナリー」という醸造所があり、そこは、カフェも併設しているのでランチも食えるし、ワインの試飲もできる。
何種類かのうち、気になった2本を購入して帰りました。
→蒜山ワイナリーHP(かなり重いです。Web担当、これまずいよ~爆)
あ、そうそう!
蒜山に、行かれる際には、以下のコースが、酒飲みにはオススメです。
1、蒜山ジャージーランドで、ジャージー牛肉を買う。(売店の隅っこにある、冷蔵器なので見落とし注意)
2、蒜山ワイナリーで、ワインとチーズを買う(ジャムや山葡萄ジュースも旨い)
3、道の駅「風の家」で、放し飼い鶏のたまご、ジャージー牛乳(瓶)を買う。
4、あとは早めに帰って、肉焼いて、オムレツ作って宴会です。(笑)
さーて!
山葡萄ロゼ
蒜山ワインさんは、世界でも珍しい、山葡萄でワインを造ってます。
これが、以前も飲んだ事はあるのですが
めっちゃ、パワーアップ!
透き通るような、フルーティーさと、ほんのり、甘味。
イメージとしては、紫の宝石アメジストが頭の中にババーン!ときました。
以前に飲んだ時も、旨いとは思いましたが、その時より、完成度が上がってます。
抜栓して、しばらくすると次第に、渋みもほんのり出てきます。
これ買う方は、ぜひ!ゆっくり飲んで下さい。
甘口ワインが苦手な方はダメだけど、飲める方にはぜひオススメです。
いや~すごい!進化してるってスゴイ!
尊敬に値します。
さて実は!
もう1本!
こっちは本命!
山葡萄ロゼの後だから、山葡萄の赤?
ではなくて、
シャルドネです!
なんと!
シャルドネの栽培を始めたそうです!
シャルドネとは、白ワイン用のブドウで、世界的に広く栽培されてる品種です。
白ワインの王道って感じです。
しかし王道なだけに、世界各地のシャルドネと比べられてしまう。
だいじょぶか?!蒜山ワイン!
心配しながら飲むと・・・
お見事!
飲んで一発で解った!
これが、蒜山のシャルドネか!と。
まず、全体的な香り、味わい、酸味、これら全て、コンパクトです。
でも、それが物足りない、というワケではない。
ひじょーに!風味が、細かい!
テロワールも、きちんとあります。
これは
旨い!
あー・・・でもひょっとしたら
うがった見方ですが、超初心者か、玄人の方に受けそう。
どういう事か?というと、千円ぐらいで、赤ワインが好きな方は、得てして、評価の対象が「濃厚かどうか」にあるので、これだと、薄いって思われるかもしれない。
でもこれ、薄いっていう事では、ないんです。
暴言ですが、これ飲んで「薄いから不味い」って思った方!
経験不足です!(爆)
いや~しかし、このワイン、未来があります。
シャルドネで有名なトコだと、フランス、アメリカのカリフォルニア、
最近ではニュージーランド、オーストラリア。
でも、どこのシャルドネとも違う、蒜山のシャルドネ。
まだまだ「完成品」とは思えない。
でもポテンシャル、まだまだ期待できます。
じゅうぶん旨いけどさ。でも一年目?2年目?でこれ造るってスゴイですぜっ!
気づけば、あっという間に飲んでしまった。(爆)
3500円ぐらいだったかな。
ちと高めですが、その価値はあると思います。
お見事!
お見事です!蒜山ワイン!
さて・・・
褒めてばっかだと、いけないので、比べましょう、そうしましょう。
世界のシャルドネと比べましょう。そう思って、用意しているのが・・・
そう!
シャブリです!
(笑)
たぶんこれ、蒜山ワインの方が見たらドン引きだろうなぁ。
(笑)
ちょっと長くなってしまったので、
比べた結果は、次回にします。
②フランスのシャルドネ「ドメーヌ・ヴォコレ・エ・フェス・シャブリ2012」
【追記】
めっちゃ旨かった「蒜山ワインのシャルドネ」ですが、今年(2017)は売られていません。
なんで?って聞いたんですが、なんと、シャルドネの葡萄が野うさぎに食われまくってワイン造れるほど残らなかったそうな!
もう!
野うさぎのバカ!
他の山葡萄(赤)、山葡萄(ロゼ)なんかは売ってます。
相変わらず、いいワインでした。
蒜山に旅行する酒飲みには、一番オススメっすわ。