常々考えていた事で、日本産ワインって、ちょっと割高になるじゃないですか。
もちろん、日本産で千円以下のワインは多いです。
でも千円以下のワインは、もう、お土産用の甘~いやつか、ぺらっぺら、に薄いワインか。
本格的な味わいの日本産ワインを求めると、どうしても3千円を超えてくる。
ただ、3千円を超えてくると同じ3千円で、海外に目を向けると、かなり高いランクのワインが買える。
だから、日本のワインで勝負するのは、難しいのではないか?
と、思っていたのですが・・・
間違いでした!
間違いって言うより
経験不足でした!
(苦笑)
ごめんちゃい!
と、素直に謝る酒屋のオッサン。(爆)
今回は、蒜山ワインのシャルドネとフランスのブルゴーニュ・シャブリを飲み、同じ「シャルドネ」という品種なので優越がわかりやすいだろうと思ってました。
シャルドネ種の名門と言える「シャブリ」に比べたら、蒜山ワインは、子供のような物だろう。
そう、思っていたのですが、完全に的外れだった。
普段から
「酒は飲まなきゃ、何もわからんぜ!」
と豪語してるワリには、とんだ権威主義に陥ってたような気がする。
一言で言えば
タイプが違うので比べようがない。
これは、例えると、料理の世界と同じ感じです。
懐石料理とフレンチのフルコースを比べるように無理がある。
おっと!
書きながら、自分で今、「いい例えだな」と思ったのが、日本の白ワインって懐石料理みたいじゃないですか?
味わいや香りが、コンパクト。
シャルドネだけでなく、甲州もそう。
小ぶりな魅力が、ギュ!と詰まってる
美味しいやつはね。
(笑)
もちろんマズイのも多いけど、それは外国も一緒。
ただ、そこから今思ったのが、今回飲んだ、蒜山のシャルドネは「懐石料理」と例えては、褒めすぎのような気がする(笑)
大変美味しかったですが、まだ、洗練されてない。
味の世界観を例えたら、懐石みたいな、日本料理なんですよ。
でも、懐石は言い過ぎ・・・
んじゃ、なんだろ・・
・・・
あ!
ちらし寿司!
おー!俺ってナイス。
ちらしって「すし太郎」じゃないですよ(笑)
ちゃんと寿司職人が作った、ちらし寿司ですね。
あんな感じの魅力です。
今後、さらに洗練されていくと
懐石料理のような「すごみ」が出てくるんじゃないか?
あいかわらず、よーワカラン例えでゴメンナサイ。
ワイナリーの人に、「あれですね!ちらし寿司みたいですね!」って言ったら、たぶん、
「・・・・は?」
と、言われるだろう。(笑)
まー、ようするに日本のワインが値段相応の実力をつけてきた!って事と
日本独自の魅力が出てきた!
っていう事が、わかりました。
考え深いのが日本って国は、日本酒と、焼酎がありながら、ウイスキーを造りビールも造りワインも造る。
それぞれが、ハイレベル。
こんな国、無いですよ。
(笑)
どんだけ、食い意地があるんだ!
どんだけ呑み助なんだ!
(笑)
まったくもう、
いい世の中になったもんです。
(爆)
②フランスのシャルドネ「ドメーヌ・ヴォコレ・エ・フェス・シャブリ2012」