【ワイン40本斬り】
赤ワインに白ワイン、激安から高級まで適当に選び
ひたすら40本飲んで、何%旨いのか試します。
7本目、そろそろ旨いのを当てたい。
(苦笑)
ラッキーセブンだしね。
少し、お高いやつ行きましょう!
ルイジャド・コート・ド・ボーヌ・ビラージュ2010
ブルゴーニュ地方の「ルイ・ジャド社」が造る赤ワインです。
コート・ド・ボーヌが付いているので、かなり、ランク高いです。
AからEの5段階としたら、B、ぐらいだと思ってください。
お値段、3000円。
「ルイ・ジャド」というネゴシアン
フランス・ワイン用語に「ネゴシアン」という言葉があります。
ネゴシアンとは何ぞ?って話なんですが、ブドウ栽培をしてないワイン業者の事を指します。
ブドウ農家からブドウを仕入れてワインを造ったり、または樽買いして自社で瓶詰めしたり。
「ルイ・ジャド」という所はネゴシアンですが、ブドウ栽培もするし、醸造や瓶詰めも行う、ワインの総合商社みたいなもんだと思って下さい。
早い話が大手です。
ブルゴーニュのネゴシアンだと、この「ルイ・ジャド社」と「アルベール・ビショー社」が二大巨頭なんじゃなかろうか?
大手の良い所は、比較的、値段が安く済む点。
小さいワイナリー(ブルゴーニュの場合これを「ドメーヌ」と言います)でAOCランクが「コート・ド・ボーヌ」だと、5千円は最低見ておいたほうがいいです。数万円の物も普通にあります。
あと、大手は設備も整ってるので、大はずれ!みたいな物はないです。
ブルゴーニュ・ワインは、味が不安定?
ブルゴーニュのワインは、ブドウ畑がほんと細かく区切られてます。
一見、フランスのクソ田舎なんで、ただっ広いブドウ畑が広がってます。
でも、所有者は細かく分かれてるし、畑の中も3列目から5列目は、この銘柄用・・・みたいに細かく決まってます。
そんな決まった所のブドウを使うので、ブドウの出来がワインにもろ影響します。
その代わり、その土壌の特徴、いわゆる「テロワール」が豊かなワインになるのですが。
ブルゴーニュ初心者には、ネゴシアン物がおすすめ
今回のルイ・ジャドのような大手ネゴシアンが作る物は、初心者の方にはオススメです。
ブルゴーニュの特徴を大雑把に掴んで、それからマニアックに生産者を追いかけるのが、いいと思います。
では、行ってみよ!
ルイジャド・コート・ド・ボーヌ・ビラージュ2010
んが!
ありゃりゃ・・・
せっかく、高級品を買ったのに
これまた、判断が難しいじゃないの!
高級ワインらしく、パワーあります。
飲むと、葡萄がモリモリ!って感じで、重さと、密度も感じます。
「どこのデパートで買ったの?」と言われそうな高級感、あります。(笑)
このルイ・ジャド社、あえて言うと特徴があって、ブルゴーニュの中では硬派?と言いましょうか、硬い印象のワインをよく造ります。
ブルゴーニュの赤ワインは、よく「ベルベットのような舌触り」と言われますが、そういうのをルイ・ジャドの赤ワインで感じた事は無いです。
ベルベット、ビロードとも言います。男の人はピンと来ないかも。
こんな布地です。
ま、こんな生地、舐めた事はないですけどね。(笑)
ルイ・ジャドの赤ワインだと・・・
日本の反物やんけ!
ってツッコミ来そうですが、こんな感じ。
ごちぃです。ルイ・ジャドは。
んで、また、その感じは好きなんですけどねー。
ただ・・・今回の場合は、そこはいいけど、味がもう一つ。
飲んで、「おう!旨い!」とは思わない。
もちろん「うわ!マズっ!」って事はない。絶対ない。
2010、外れかも
レベルは高いんだけど、なんか物足りない。
そんな場合は、その年の、そこのワインが外れの可能性、大です。(苦笑)
地区ごとに大よその当たり年だの、外れ年だのありますが、あれも大よそなんで、ブドウ生産者やワイン醸造所によってまちまちです。
「おかしいなぁー、今年は当たり年だって聞いたんだけどなー」
みたいなとこで、悩まなくて良いです。
それはいいけど、これの評価は、悩むなぁ(苦笑)
んん~~!!
ルイジャド・コート・ド・ボーヌ・ルージュ!
残念ながら、「不味い」とする!
旨いと不味いの2極に分けるって
思ったより、難しいです。
(笑)
その他の特徴や情報
ルイジャド・コート・ド・ボーヌ・ルージュ2010
- 生産地:フランス、ブルゴーニュ
- タイプ:赤、フルボディ
- ランク:ACコート・ド・ボーヌ
- 予想価格:3000円