先日、「グランポレール・マスカットベリーA・古木2016」を飲んで、旨いと言うべきか、そうでないか少し悩みました。
そのワインは「古木」という限定物だったので、普通のグランポレール・マスカットベリーAを飲んで比較しようかなと思い、買いに行ったのですが、こっちのほうが気になって買っちゃった!(苦笑)
北海道でミュラートゥルガウ作ってんの?!
グランポレール・ミュラートゥルガウ2016について
グランポレールについて
グランポレールは、大手サッポロさんが造る国産ワインの上位シリーズ。
北海道、山梨、長野、岡山とそれぞれの産地があるようです。
大手だけど、大手じゃない。
ワインに限らず、僕はあんまり大手の酒は飲まないタイプです。
小規模な酒のほうが面白いから。
ただ、よくよく考えると、国産ワインってどこも大手じゃないかも。
意外に畑の規模は小さい
北海道の自社畑「グランポレール北海道北斗ヴィンヤード」の作付面積は25.4ha、これ、ワイン業界だと小さい方です。
フランスで「シャトー○○」と付くような、ブドウ栽培から醸造まで行うワイナリーの場合、大きいとこだと100haぐらいあり、20haぐらいだったら家族経営の小さなワイナリークラスです。
このへん気をつけないと、僕のような「自称ワイン通」は有難がって飲むフランス・ワインのほうが、実は超メジャー品だった、なんて恥ずかしい事になりそうです。(笑)
ミュラートゥルガウについて
で、今日、驚いたのは、この白ワインが使ってるブドウが「ミュラートゥルガウ」だったから。
これ、ドイツのブドウ品種なんです。
シャルドネ種なんかは、日本で栽培されてるの知ってたのですが、ミラートゥルガウも作られてたなんて。
ドイツの品種が、北海道で作られるとどうなるのか?ひじょーに気になります。
では、飲んでみます。
グランポレール・ミュラートゥルガウ2016の感想
お、これウマーイ!
解りやすいウマさ!
ほんのりフルーティーで、ほんのり甘口。
もうちょっと、青々しさというか、植物っぽい風味が出ると、最高!ってなりそう。
でもそれは、高望みしすぎか?これ、1500円なんですわ。
1500円の値段を考えると、優秀!とても優秀!
ドイツのミュラートゥガウと比べて
本場ドイツの物と比べると、こっちのほうが滑らかさがあるかな?と思います。
元々、このブドウ品種は優しい味わいの白ワインが多いのですが、北海道のは輪をかけて優しい。
日本産のシャルドネ種を飲んだ時も思ったけど、海外の品種を日本で作ると、パワーが弱くなっている気がする。
ただ、反面、繊細さとか丁寧さみたいなのは日本のほうが強くて、ブドウが同じでも土地土地で違うものになるんだなぁ、なんて妙に感心。
日本とドイツ、どっちが旨いか?
ドイツで1500円ぐらいのミュラートゥルガウだと、とんでもなく旨い「当たりワイン」があるので、そこと比べると負けてしまうが、そんなワインは10本中2本ぐらいなので、見劣りしてるとも思えない。
いやはや、日本ワインのレベル上がってんだなー、と時代の流れを感じる。
俺も年を取るはずだわ。(苦笑)
【サッポロ】グランポレール 北海道ミュラートゥルガウ 750ml
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マスカットベリーA古木2016 限定288本 うまいのか悩むー!
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