先日、とある企業から芋焼酎の記事を頼まれまして。
書く内容に「おすすめの1本」とあるんです。
そうなると、リアルタイムに「今」の最高を書きたい。
そこで、目ぼしい焼酎を何本か買ってきました!
今日は、大和桜を飲みます!
大和桜の評価と感想
「大和桜」(やまとざくら)。
見た目、ちょっと日本酒っぽく見えるかもしれませんが、芋焼酎です。
名前も「○○桜」って桜が付くと日本酒っぽいですが、鹿児島県の芋焼酎です。
飲むのは四年ぶり
昨日の「萬歳酒造」の記事でも書いたのですが、私は以前に酒屋を営んでおりました。
この焼酎は自分の店で扱っていたのですが、それはもう、四年ほど前の話。
私の住む地方のド田舎では見かけない焼酎なので、自動的に四年以上は飲んでないです。
蔵元まで訪ねた焼酎です。
大和桜は、酒屋時代にどうしても!店で売りたくて、蔵まで行きました。
ええそうです。鹿児島までです。
遠かったなぁ、鹿児島。
山陽新幹線から博多で乗り換え、九州新幹線の終着駅ですからね。
実は、大和桜酒造は限られた酒屋でしか売られていませんが、珍しい焼酎でもないんです。
森伊蔵や魔王といったプレミアが付くほどではありません。
それでも蔵まで行って「仕入れさせて下さい!」とお願いしたのは、電話だと一度断られたら終わりだからです。
会って話をしたら、人間、なかなか断れないですからね!(笑)
実際に蔵主に会ってみると、すごく優しい方でした。
息子さんが後を継がれていて、僕と年が近かったので、色んな話をした記憶があります。
色んな話をした記憶はありますが、何を話したのかは覚えていません。(笑)
記憶力の問題じゃなくて、その時、めっちゃワキ汗だらだらと緊張してたから!
ビジネス上の立場だと、向こうはメーカー、こっちは販売。
つまり、こっちが上位なんですが、そこの酒のファンですからね。それも一方的な。
一方的な片思いは隠しつつ、「いやー、ここの蔵はなかなか良い焼酎なんで、ぜひうちで」なんて、格好つけてた思い出があります。
精神的なマウントポジション取られてるのに、ぜんぜん効いてねえよ!みたいな涼しい顔をするのが、どんなにシンドイか!(笑)
そんな状況なので、何話したか?とか覚えてないわけです。
何話したかなー?「山下達郎」のコンサート行ったとか、息子さん話してたような気がする・・・
いや、「山下久美子」だったかなー。けものフレンズの「山下まみ」でない事は確か。(爆)
蔵に行ったのは10年ぐらい前ですからね。当時に「けものフレンズ」は無い。
そう思えば、僕がオジサンになったように、あの時の息子さんも、オジサンになってるだろなー。
いやはや、時が過ぎるのは早い。人生は短い。早く飲もう。(笑)
ちなみに、酒屋をヤメた後は、まーったく繋がりがないので、今日はガチで感想書きます。
まずはお湯割りで大和桜。
香り、強し!
今日は少し寒いんで、まずは、お湯割りで。
・・・おお!相変わらず、香り強いなー!
大和桜は、昔から香り強いです。
芋臭いというより、かなりフルーティーです。
といっても、フルーティーで有名な富乃宝山とか海なんかよりは、芋焼酎らしい香り。
味わい、キレッキレ!
・・・なんかこう、せっかく「お湯割り」なんで、湯気が出てるホッコリした画像を撮りたかったんですが、やっぱり湯気は映らない。(苦笑)
お湯割りって、50度ぐらいが良いのですが、これはもっと熱い。
焼酎のお湯割りについては、昔に「焼酎、梅酒のお湯割りを作る時に気をつけるただ一つのコツ。」という記事を書いてますので、気になった人はそちらを後で御覧ください。
味としては、これ、書くのが難しいです!
濃厚!とも言えるのですが、キレッキレ!と褒めたい。
すっごい旨いダージリンの紅茶、みたいな感じでしょうか。濃厚だけどシャッキーン!としてます。
大和桜は白麹なので、黒麹のようなモッサリ感は無いんですが、それにしても綺麗な味わいです。
オイリー感、ゼロ。
この切れ味バツグン!みたいな旨さ、オイリー感が全くないからかな?と思いました。
ウイスキーにしろ、焼酎にしろ、たまに「油っぽさ」を感じる時ってありません?
「オイリー感」について、理由とか能書きは酔っ払ってきたんで、またにします。(爆)
細かく知りたい方は「フーゼル油」とかでググってみて下さい!
それで、その油っぽさって、イイ感じの風味にもなるし、マイナスになる時もあります。
大和桜の場合、オイリー感が全く無いです。
かと言って、薄いわけではないんです。
さっきから、お湯割りの割合を変えて飲んでますが、何対何で割っても旨いです。
焼酎のお湯割りは「ロクヨン」つまり、焼酎6対、お湯4、なんて言われますが、旨い焼酎なら割合なんて関係なく旨いです(笑)
お酒に弱い人、または「今日は、ほのぼの温まりたいなー」なんて時は、2対8でもいいと思います。
風味の強い焼酎なら、ぜんぜん薄くないですよっ!
大和桜、ロックで飲んでみる
さて、次にロックで飲みます。
いやー!酔っ払って来た!(笑)
ロックで飲むと、さらにキレが増してきました。
キレが良いデメリットと言うのでしょうか?芋焼酎に慣れてない人は、アルコール感が強いと思うかもしれません。
焼酎に慣れてない人は、大和桜は薄めのお湯割りから入ったほうがいいかも。
まあ、飲んでると慣れてくるんで、細かいことは気にせんでもええっちゃ、ええ。
大和桜の感想をまとめると
え?なんで、オチョコなの?って話ですが、これ、備前焼のオチョコで飲んだらどうなるんだろう?って思いまして(笑)
結果!ストレートでも旨い!
大和桜の感想をまとめると、こうです。
- 香り強い。
- 濃厚だけど、シャキシャキしたスッキリ感。
- 焼酎慣れしてる人にとっては、飲みやすい。
- でも、芋焼酎らしさは全開なんで、初心者向きじゃない。
こんなとこでしょうか。
強いけど優しい、そんな焼酎と言えるかもしれません。
女性で言えば「大和撫子」(ヤマトナデシコ)なのかな。
細かい気配り、優しいけど芯は強いみたいなね。
イチ、大和桜ファンとして
僕の住んでいる町は、地方のド田舎です。
最近、こんなド田舎でも、コンビニやスーパーに「あれれ?こんなマニアックな焼酎が?!」みたいな事あります。
便利になったなーと感心して買うのですが、ことごとく「こんなもんだっけ?」と首をかしげる事が多いです。
86点ぐらいあったのに、71点ぐらい?という感じです。
これは多分、ド田舎のコンビニにあるって事は、全国のコンビニにあるって事です。
それって何千店?いや、何万店?
あまりに大きく生産本数が変わったら、味も変わるんじゃないかなーと思います。
大和桜は、数年前に飲んだ時と、まったく同じ旨さでした!
ぜひとも、このまま味を守っていっていただきたい。
人気が出すぎたら、増産じゃなくて値段を上げて欲しい。
一升瓶、2300円は安すぎます!
または、別棟で工場建てて、別銘柄で作って欲しい。
「子供ってやつは、大事なものを、すぐ捨ててしまう」
これは、スタンド・バイ・ミーで、子役のリバー・フェニックスが言ってたセリフですが
大人になっても、大事なもんって気付かない。
・・・アカン、旨い酒飲んで、おセンチになってる俺(苦笑)
爽やかな酒を飲んでるんだから、爽やかに飲まないとね。
また蔵に行ってみるかなー!一般客を装ってね。(爆)
うわっ、蔵のホームページ見たら、
かつてイケメンだった息子さんは、めっちゃヒゲ生えたオジサンになってた。(笑)
爽やかじゃねー!
まあ、かくいう僕もオジサンですけどね(苦笑)
気分がいいんで、山下達郎でふと思い出した、「竹内まりあ」でも聞こうかな。
・・・めっさ、オッサン!(笑)
僕が見た大和桜の公式サイトはここです↓
さてさて、評価はひととおり書いたんで、本格的に飲むかー!
大和桜、美味しいです!ありがとー!