ワインについて物申す!

【ワイン初心者の方向き】ボジョレー・ヌーボーとは?解説

投稿日:2017年11月18日 更新日:

ボジョレーヌーボー

いまさら!ではありますが!

ふと「ボジョレー・ヌーボー」について書いておこう!と思いました。

40歳以上の方は昔、ボジョレーブームだったので、いまさら感が強いと思います。

ですが、最近ワインにハマりはじめた!

なんて人はイマイチ面白さが伝わってないかもしんない。

とか思った次第です。

 

一時のブームの反動で、アンチな意見を見聞きする事の多いボジョレーヌーボーです。

「ただのブームだ!」とけなすには、けっこう歴史があったりします。

「ボジョレーはまずい」、「ボジョレーは高い」とかまで言うとアンチ過ぎるかなと思います。

「そういう話でもあるまい。」とも思います。

大騒ぎするほどでもないが、目くじら立てる事でもない、と言いましょうか。

 

こんな事書きます。

  • ボジョレーヌーボーとは?
  • 味わいは?どんな味?
  • 楽しむ真髄は二年目から!
  • いまさらボジョレーヌーボー買うのはダセェの?
  • 結局、何買えばいいの?

 

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てっとり早く、ボジョレーヌーボーとは?

ボジョレーヌーボーとは何か?以下の事を解ってればいいと思います。

  • 11月の第三木曜日に全世界同時解禁。
  • フランス、ボジョレー地区の赤ワイン。
  • 「ヌーボー」とは、新酒の事。
  • 意外と高級ワインです。
  • 「今年のデキは最高!」みたいなキャッチコピーは丸無視する。

この全世界同時解禁!ってのがイベント化しちゃってる理由です。

厳密に言うと、フランスの法律で決まってるだけです。

日本人が日本で破っても罰則はありません

(笑)

解禁日はマーケティング戦略じゃないよ

たまに、ネットとかで

「ボジョレー解禁日はマーケティング戦略だ!」

みたいな記事を見かけるんですが、ぜんぜん違います。

「日本市場を意識して作られた!」

なんてトンデモ説も見たことありますが、それも嘘です。

 

そもそも、フランスの国内法でして、日本はじぇんじぇん関係ありません。

1960年ごろからフランスでブームになったそうです。

その後、ヨーロッパやアメリカなど各国でブームになりました。

日本では80年代後半に大ブーム。

日本は世界より遅れてブームになったんすよ。

 解禁日ができたのは、かなり昔。

フランス政府が「解禁日」を作ったのは、売るための戦略じゃないです。

醸造所や販売業者が「我先に!」と他社より先に出そうとする競争が過熱したから。

1967年に11月15日を解禁日にしました。

ですが、日にちを固定すると日曜日になる年もあるわけで。

キリスト教の国では、日曜は安息日なので非常にマズイんです。

紆余曲折した後に今の「11月第三木曜日」に決まったとの事。

 

なので、解禁日ってのは、ボジョレーを売るために作られたんじゃないんですよ。

過熱するブームに釘を刺す意味合いのほうが強いと思います。

 

バレンタインデーのチョコみたいな感じではないです。

じぇんじぇん違います。

 

ワインのウンチクを覚えたい人は「行くとむなしい解禁日(1967)」と覚えましょう。

ええそうです。解禁日だからバーに若い娘いるかと思ったら、オッサンばかりだったって例えです。

(爆)

 

なんでブームになったか?というのは諸説あります。

試飲用のヌーボーをパリの飲食店に売り込みかけたら人気になった!

というのが一番信憑性あるかなと思います。

 

ちなみに、「日本が世界で一番早く飲める!」ってのも嘘です。

日本より東のロシア東部、オーストラリア、ニュージーランドのほうが早いです。(苦笑)

味わいは?どんな味?

ボジョレーヌーボーってのは、通常の作り方とは違います。

「速醸法」でワインを造ります。

 

細かい説明はつまんないので省きますが、ヌーボーはヌーボー用の作り方してるぞ!って事です。

この作り方、(いや酒なんで「造り方」と書いたほうがいいかな。)のワインはタンニン(渋味)が少なめで酸が強いワインになります。

 

ジュワっとジューシー!軽やか!みたいな味わい。

その主な理由は作り方が違うからです。

例えると、苺を丸かじりした時のジュワ!みたいな果実感があります。

 

なんだ、そういう風に作ってんのね、と思われるかもしれません。

でも、普通はこういう風にワインを造ると、とても不味くて飲めたもんじゃありません。

たまたま、ボジョレー地区のガメイ種というブドウがハマった!という事です。

ボジョレーヌーボーって旨いの?

ワインをそんなに飲まない人は、

「結局、ボジョレーって旨いの?」

という疑問があると思うんですが、基本、旨いです。

中には、不味いのもありますが、基本旨いです。

 

ただ、ワインの中で飲み口としては「ライト」。

かなり軽めなほうなので、自称ワイン通からしたら下に見られる傾向にあります。

酒のストライクゾーン

酒の好みって、野球のストライクゾーンみたいなもんなんですよ。

ストライクゾーン

打者によって内角高めが好きなヤツ、低めの外が好きなヤツ、色々いますよね。

酒の好みも似たような、いやもっと極端に出ます。

甘いのが飲めない人、ウイスキーが飲めない人、好みがすんごい分かれる。

 

ワイン通の人は、渋味が強い=いいワイン、と思ってる方も多いです。

そういう方からするとボジョレーはマズイって事になります。

 

また、何万円もするようなワインは長期間熟成したワインです。

この事から、熟成してないワイン=安物、という見られ方もします。

 

さっき、ボジョレーの中でヌーボーは特殊な作り方してますって書きました。

早く作れる作り方です。

そして若いフレッシュ感をどう生かすか?というところは、長い年月かけて工夫されてます。

今現在も。

 

通常のワインと造りが違うという事です。

それに対して「ボジョレーは軽い」、「熟成感が無い」って感想は・・・

当たり前すぎてナンセンスかも。

もともと、そこを狙ってないんですから。

 

初鰹みたいに縁起物なんでしょ!

と言われると、それもちょっと違う。

先ほど書きましたが、ボジョレー地区のガメイ種だから出来た味わいです。

造り方も特殊。ヌーボーの味わいはヌーボーでしか味わえない。

だから、縁起物っていう感じではないんです。別に貴重な物でもないし。

 

これは言っておきたいのが、

イベントにかこつけて低品質なワイン売りさばいてる!

って事では無いです!

冷静に考えると、高品質なんですよ。

主に下記の二点において。

1、ボジョレーヌーボーは意外に高級ワインだ。

ボジョレーヌーボーのラベルには

「Appellation Origine Controlee」

という文字が入ってるはずです。

これ、産地呼称規格でして、フランスの法律で決められてるランクみたいなもんです。

「origine」の所に、地名が入ってる事もあります。

ボジョレーの場合だと「Appellation Beaujolais Controlee」。

もう一個、上のランクで書かれてる事もあります。

  • Appellation Beaujolais Villages Controlee
  • Appellation Beaujolais Superieur Controlee

略して「AOC」とも言います。

 

早え話、フランスだと、ワインラベルに地名を書く場合は規定がある!っつう事です。

普段、スーパーなんかで売ってる1000円以下のフランスワインには入ってないと思います。

ランクで言うと「テーブルワイン」というランクになりまして、一番下です。

ボジョレーはランクに例えると四段目、ぐらいだと思って下さい。

 

AOC規格のワインは、フランスでも普通に高級ワインです。

フランス全生産量の三割ぐらいしかAOCワインはありません。

「ボジョレーは高い!」という意見も、よく耳にします。

でもAOCワインでっせ?2000円ぐらい普通じゃない?

と思う今日この頃です。

2、ボジョレーヌーボーの状態は常に100%

これ、意外に良い点です。誰も言わんから僕が言います(笑)

通常、ワインを買うときは、そのワインが劣化してるかどうか解りません。

  • 現地の業者が出荷までにどんな状態で、どのぐらい保管してたのか?
  • コンテナ船で運ばれてくる時の状態は?
  • 輸入元から店に並ぶまでの時間、状態は?
  • そして店先では、どんな状態で、どのぐらいの期間置かれているのか?

このへんが全然わかりません!

ワインは劣化しやすい物なので、温度変化だけでなく光や振動によっても劣化します。

その点、ボジョレーヌーボーはどうか?

そうなんです。

劣化する暇が無いですよね。

解禁日に合わせるため、倉庫で眠らされてる時間はありません。

 

輸送は空輸です。

えっちらおっちら船で揺られる事もありません。

劣化してるかどうか?に限って言えば、

ボジョレーヌーボーなら100%無い!

と言えるんじゃないでしょうか。

 

同じ銘柄ならば、全世界の人がまず間違いなく同じ味わいを飲んでいる。

それって、すごい事ですよね。

 

そんなワケで、ちょいと高級で状態の良いワイン。

それがボジョレーヌーボーです。

旨いか不味いかで言えば、基本は旨いっすよ!と言いたい。

 

そして飲んでみて、旨さがワカラン!と思っても間違いではない。

飲んでみて、これ旨いの?全然わからん!

と思ったとしても、間違いじゃありません。

酒って、その人の好みだとか、よく飲んでる酒の影響をモロに受けます。

偉そうにワインの事を書いてる僕だって、若いころはバーボンばっか飲んでて、

「ワイン?バカじゃね?男が飲む酒じゃねえわ」

って、平気で言ってました。(苦笑)

慣れてない酒は、美味しさがワカランもんです。

慣れてくると、また違った感想になると思います。

 

楽しむ真髄は二年目から!

「続ける事に意味がある」ってのは、よく聞くセリフです。

これ、ボジョレーにも当てはまります。

毎年、同じ銘柄を飲むほうが絶対楽しいです!

あれ?今年はこんな香りが・・・とか。

今年はパワフルだな!とか。

去年の物と比べて飲む楽しみができます。

わ!今年はイマイチだな!、なんて年もあると思いますが、ま、それはそれで楽しみましょう!

結局、何買えばいいの?

ほんで、結局、何買えばええねん!

という方もいると思います。

これ、即答できるのが、この銘柄です。

ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレー・ヌーボー

 

ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレー・ヌーボー

なんだかんだ言って、こいつが一番、無難です!

輸入元は、いけ好かない大手、サントリーさんです(爆)

 

「ジョルジュ・デュブッフ」というのは、人の名です。

ここ数十年で、世界にボジョレーを広めた立役者。

ジョルジュ・デュブッフ

今では、けっこうなオジイチャンです。

一代で大会社「ジュルジュ・デュブッフ社」まで作っちゃった人。

「よ!ボジョレー成金!」と呼ぶべきでしょうか?(笑)

ただ、成功者にしては、この人の悪口をほとんど聞かないです。

いいオジイチャンかもしれませんね。

 

ボジョレーヌーボーを世に広めた人が監修しているこのワイン。

ほんっとにボジョレーらしい!

新鮮な果実感、瑞々しさ(みずみずしさ)という基本をきっちり抑えてます。

 

ワイン専門店なども増えてるので、もっとマニアックなボジョレーも目にするかもしれません。

でもね、そこが難しいとこなんですよ!

マニアックな蔵だと、個性が強すぎる事が多いです。

樽香が強かったり、渋味が強かったり。

 

こっちが飲みたいのは「ボジョレーヌーボー」なんですから、変化球で来られても困るわけです。

例えるなら、二十歳の乙女とデートする気分なんです。

女性の色気や、ましてや会話の妙なんて期待してないんです。

なのに、なぜ君は香水付けてくるかな!

化粧も濃いし!

オジサンがっかり!

・・・みたいな感じによくなります。どんな例えやねん(笑)

 

ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレーヌーボー

今年の「ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレー・ヌーボー」なんですが、ぎゅぎゅっと濃縮感が強いです。

その分、みずみずしさは無いです。

あと・・・なんだろ?香りの奥のほうに、青々しさがありますね。

葉っぱのような、青々しい香り。

 

こんな感じで、去年や一昨年との比較に盛り上がります。(一人孤独に)

 

ポスターやネット上に書かれている、今年のボジョレーの出来は・・・みたいな解説は、全て無視して結構です。

毎年飲むから楽しいんです。同じ銘柄飲むから楽しいんです。

 

このジョルジュ・デュブッフのボジョレーには、一個上のランク「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー」があります。

僕としては普通のこっちをオススメします。

なぜって、こっちのほうが出回ってるから。来年も手に入れやすいほうを優先。

 

さてさて、目次の所に「いまさらボジョレーってダセェの?」って疑問符を書きましたが

ここまで読んでいただくと、

ダセェとか、そういう小さい話ではない!

という事が解って頂けたのではないでしょうか。

 

ダセェって言う奴がダセェ。

まるで、バカって言った奴がバカ。

みたいなパターンですが、ワインにハマリ始めた人は、世間の風潮なんて無視して、楽しんでくれたらなぁと思います。

 

今20代でワインにハマリ始めた男性なんかは、ぜひとも、気になる女性へのアプローチに使って欲しいですね!(爆)

例えばこう!

「今日、ボジョレー飲もうかと思ってるんだけど、一緒にどう?」

「えー、あれって昔のブームなんでしょ?」

「そう?昔って、最初のブームは60年代のパリだよ。」

「え?そうなの?」

ここで!さりげなく入れるパリというオサレキーワード。

「全世界の人が、フランスの法律を守って解禁日に飲むなんて、なんかスケールでかくね?」

何がでかいのかワカランが、でかく見せたい、それが男。

「フランスの法律なの?」

「そだよ。11月の第三木曜日。だから、日本が一番早い。いや待って!オーストラリアのほうが先か。」

「オーストラリアのほうが先なんだぁ」

おお?オーストラリアに食いついてきたぞ!コアラか?コアラなのか?

「そういや、コアラのマーチってさ・・・」

っしゃあ!パリからコアラへのギアチェンジ!子供っぽい所を見せて、俺は無害アピール。

 

・・・みたいな感じで、話、はずむんじゃないですかね?(はずまないか~笑)

 

僕のように、一人しみじみ酒飲んでる人は、

「あー、今年も健康で、ボジョレー飲めるぞ、ありがたや・・・」

って、感じでしみじみ楽しみましょう!(笑)

 

 

-------以下 追記-------

 

ちょっと昔から最近まで、ボジョレーヌーボーの記事一覧を入れときます。

ワインは造った年が違えば別物になるんで、買う時の参考にはなりませんが(苦笑)

おお、あの年か!なんて暇つぶしになれば。

 

2012年はやたらと飲みまくってみた年です。

「ボジョレーヌーボーなんて、どれ買っても同じ」と思ってたんですが、メーカーによって当たり外れがめっちゃありましたわ。自分でも意外でした。

 

2017年は下記のこれと、ジョルジュのボジョレーしか飲んでないです。どっちも旨かったなぁ。

 

ヌーボー以外でボジョレー地区のワイン、実はいっぱいあります。

いっぱいあるけど、あまり飲んでないのよね(笑)あまり売ってないし(苦笑)

下記二つは通常のボジョレーよりランクひとつ上がります。「村名ワイン」とでも言いましょうか。

レクタングル大

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