ワインについて物申す!

【赤ワインの保存方法】セラー、常温、冷蔵庫、結局どれよ?って話

投稿日:2018年1月21日 更新日:

保存されたワイン

 

そこそこワインに詳しくて、以前に酒屋をやってた僕なので、ワインについて一番聞かれる事はこれ。

「ワインって、どうやって保存したらいいの?」

色々と過去に実験もしてるので、ここらで一度まとめてみようと思った次第です。

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赤ワインの保存3つ。

赤ワインを保存する時って、結局、この3つしかないです。

  • ワインセラー
  • 常温
  • 冷蔵庫

まさか、縄にくくりつけて井戸に入れてるエコロジーな人はいないと思います。(笑~ある意味うまそう)

あと、保存と言っても、以下の二つで状況は大きく変わると思います。

  • 抜栓前
  • 抜栓後

コルクを抜く前か後か?って話です。

キャップ式は関係ねえの?と思われるかもしれません。

キャップ式の場合も瓶詰めの際にはチッ素入れてるので一度開けてしまうと状況は一変します。

なので、コルク式だろうがキャップ式だろうが、栓を抜いた後では状況が違う!と思って下さい。

んだば、パターン別に解説していきます。

 

抜栓前(栓を抜く前)

結論を先に言っておくと、皆さんのご想像通り、

ワインセラー>常温>冷蔵庫

になります。

 

ワインセラー最強!

ワインセラー

もうどうやってもワインセラーが最強です。

上記画像は、家庭用の60本収納できるワインセラーです。

10万円から20万円ぐらいで、こんな家庭用のワインセラーは買えます。

セラーを置いてる家も増えてますわ。置くとこあれば、俺も欲しい。

 

ワインセラーを越える、もはや究極の方法は「ウォークイン・ワインセラー」またはワイン・カーヴ。

家庭用ワインセラーって、冷蔵庫みたいなもんですよね。

あれって、要は電化製品なので微弱な振動があるんです。

振動もワインに影響があるので、ウォークイン式のワインセラーとか無振動のワインセラーが究極です。

お値段も究極に高いです!(苦笑)

でも、数本入るだけの小さいワインセラーでも威力は充分。1年、2年は保つはずです。さすがに10年は無理ですが。

 

冷蔵庫より常温なの?

冷蔵庫を開けたイラスト

常温のほうがいいの?冷蔵庫より?と思われるかもしれませんが、僕は常温と思ってます。

これ、意見が分かれます。

冷蔵庫派=ワインは温度変化に弱い!冷蔵庫のほうが一定だ!

常温派=冷やしすぎは良くない。

どっちも言ってる事に間違いは無いんです。ネット上の情報だと冷蔵庫派のほうが多いかな。

ほんまでっか?と僕は問いたい。

実際に実験した人は何割いるんだろうか?

 

実験結果から断言!赤ワインは常温保存だっ!

赤ワインの保存実験

同じ銘柄の赤ワインを大量に買い込みます。

そして以下の3条件で味の変化を見てみるっちゅう実験。

  • 冷蔵庫
  • 温度変化の激しい自分の部屋
  • 変化のあまりない倉庫

大げさに言ってますが、要は「たくさん飲んだね!」ってだけですが(笑)

全ての赤ワインに新聞紙を巻いて、日光は当たらないようにします。

 

二週間後・・・

  • 冷蔵庫=風味も渋味も減る。スッカスカって感じ
  • 自分の部屋=はっきり不味いと解る不味さ。へんなエグ味も。
  • 倉庫=ちょっと風味、香りが弱くなった。

 

三ヵ月後・・・

  • 冷蔵庫=味もへったくれもねえ!って感じのワインっぽいアルコール水に。
  • 自分の部屋=もはやこれ、ワインビネガーだね(爆)
  • 倉庫=風味弱くなったけど、二週間後と変わらなくね?

 

半年後・・・

  • 冷蔵庫=ぶっ壊れた!って感じの不味さ。雑巾のような臭い。
  • 自分の部屋=ヤバイ!って香りがしたので飲むのやめた。
  • 倉庫=スッカスカー!って感じ。風味も渋味も無い。

と、いうような感じで、やはり赤ワインへのダメージの大きさは・・・

自分の部屋:ダメージ大!

冷蔵庫 :ダメージ中

倉庫:ダメージ小

となりました。

温度変化の激しい部屋に置いておくのが一番ダメージ。

とは言え、冷蔵庫も早い段階から劣化するってのも要注意。

僕が常々思う限界期間

  • 冷蔵庫=7日間
  • 自分の部屋=3日間
  • 倉庫=3ヵ月

 

温度変化が赤ワインへの一番のダメージ

室内の温度変化

はいこれ、いい資料がなかったんで見づらいですが、冬の室温変化グラフです。

朝と夜だけ、温度が急上昇してるのは、お察しの通りエアコンやストーブなど点けるから。

普通の部屋だと、一日のうちで2回も急激な温度変化が起きるんですね!

夏の場合は、これとは逆に家にいる時間帯はクーラーによって温度は急降下すると思います。

冷蔵庫派の人が常温はダメ!って言ってんのは、この激しく温度変化する部屋の事を言ってるわけです。

 

冷蔵庫を過信するなかれ!

何でも冷蔵庫

冷蔵庫が温度一定なんで、そこに入れときゃ大丈夫だろ、と考えるのは危ない!

先ほど言いましたが、冷蔵庫だって3日ぐらいで劣化が激しいです。

 

あ、これ、くれぐれも「赤ワイン」に限っての話です。

白ワインやスパークリングワインはもっと冷蔵庫に強いです。

赤ワインに限って言えば、冷蔵庫は冷えすぎるって事なんです。

 

ちょっと頭をひねってもらって、家の中であんまり温度変化が無い所ないっすか?

家の断面図

  • 床下収納
  • 玄関
  • 使われてない部屋

このあたりです。

使われてない部屋でも、日が差す部屋はダメです。

西陽が、カー!と当たれば暑くなりますから。

 

僕の家はワインセラーないんで、今のワイン置き場は、もっぱら床下収納です。

自分の部屋の押入れはダメです!あそこは結局、室温と変わらないです。

真夏はどうなの?って話なんですが、真夏でも床下収納のほうが良い感じです。

真夏にも床下収納から赤ワイン取り出して飲む事ありますが、それほど劣化した感じはありません。

 

僕らは冷蔵庫さんを信じすぎてやしないか?

冷蔵庫

冷蔵庫に入れとくと、腐らないから取り合えず冷蔵庫。

皆さん、そうじゃないでしょうか?

ところがどっこい!赤ワインに限っては、そうじゃない!

 

コーヒーや紅茶も冷蔵庫NG!

不思議なもんで、コーヒーや紅茶も冷蔵庫に入れると風味飛びます。

やった事ない人は、ぜひやってみて下さい。

密閉容器に入れてても、冷蔵庫に入れたコーヒー豆や紅茶の葉っぱは、なんて言うんでしょう・・・

風味スッカスカ!みたいな味になります。

 

単純な話、冷蔵庫から取り出した食料って匂いします?しないっすよね?

また火を入れれば香りは出てくるんですが、赤ワインに火入れるわけにもイカンですしね。(笑)

 

ワインは「生き物」と言うじゃない

ワインは生き物

ワインは生き物、みたいな言い方をよく聞きます。

「寝かせる」って言いますしね。

コルク栓のほうがいいのも、ワインが「呼吸」できるからだそうです。

そうなるとね、もう人間と一緒ですよ。

 

冷蔵庫の中、0度とかで寝かせるじゃない?それって・・・

死ぬんじゃない?

(笑)

一日の中で、何度も温度が変わったら・・・

身体壊すんじゃない?

(笑)

 

ややオカルト的な考えなんで話半分で聞いて下さい

生き物として考えると、0度の部屋で寝かすより、熱帯夜の30度の部屋で寝かしたほうがいい。

とか思いません?

まあ、起きた時、だいぶくたびれてるでしょうけど(笑)

 

赤ワインは寒さに弱いっ!

クール宅急便

以前に赤ワインを常温とクール便、どちらで送ったほうが良いか実験したんです。

真夏にですよ!

そしたら、予想に反して、常温で送ったほうが良かったんです!旨かったんです!

 

僕は、赤ワインってヤツは、寒さに弱いんじゃないかな?って思うんです。

ワインだけでなく酒全般を見渡すと、以下のような酒は寒さに弱そう。

寒さに弱そう(暑さには強そう)

  • 赤ワイン
  • エールタイプのビール
  • 熟成系の日本酒

逆に熱さに弱そう(寒さに強そう)

  • 白ワイン
  • スパークリングワイン
  • 吟醸系の日本酒

エールタイプのビール以外にも、ホアイトビールとかも冷蔵保存はしないほうがいい。

と、聞いた事があります。

日本酒はなんでも冷蔵庫に入れそうなんですが、そうでもない。

熟成系、もともと2年や3年寝かしている日本酒は冷蔵庫に入れる必要は無いと思います。

 

あえて分けてみましたが、白ワインでも熟成してるタイプもあります。

ビールも色んなタイプがあります。

銘柄によって違うので、これは一例として考えて下さい。

伝えたかったのは、赤ワイン以外でも冷蔵庫に向いてない酒って多いんじゃね?と伝えたかったのですわ。

んで、ここまでは抜栓前の話。

栓を抜いた後のワインはどう保存するか?ってのを、ここから考えていきます。

さくっとまとめようと思ったのに、長えな(苦笑)読んでいただいてる方、感謝です。

 

飲み残し、抜栓後の赤ワインをどう保存するか?

栓を抜いたワイン

シュポン!と栓を抜いた後の赤ワインはどうするか?

全部飲みきればいいのですが、そんな酒豪ばかりではないでしょう。

酸化を防ぐなら、冷蔵庫へ

赤ワインは栓を抜くと、どんどん酸化して味が変わっていきます。

それを止めるには、やはり冷蔵庫。

つまり、抜栓後の赤ワインは保存する優越の順序が変わります。

冷蔵庫>ワインセラー>温度変化の少ない常温

 

栓開けたままってのはマズいです。

コルクをもう一回ねじ込むか、簡単なのはラップを重ねてかぶせ、輪ゴムで止める。

冷気の吹き出し口はダメですよ。あと寝かせるのもダメです。

 

さて、なるほどね、やっぱり冷蔵庫なんだね、冷蔵庫を過信するなって言っても、抜栓後はそうなのね。

と、思った方!

あるアイテムの登場によって状況は一変します!

 

バキュバンという秘密兵器!

バキュバン

これ、ビンの中の空気を抜いて栓ができる優れもの。

専用のキャップを付けて、ポンプみたいなのをシュコシュコします。

原理は解らんが空気が抜けます。

そして、そのままにしておけば、空気は入りません。

 

バキュバンをした赤ワインの保存なら・・・

バキュバンで空気を抜いた赤ワインなら、さきほどの順序が入れ替わります。

ワインセラー>温度変化の無い常温>冷蔵庫

YES!そう、またもや冷蔵庫が最下位!

あ、違った、書いてないけど「温度変化が激しい部屋」が最下位です。

 

結局バキュバンするなら、僕は冷蔵庫より常温のほうが好きです。冷蔵庫は使わないです。

とは言え、保存期間としては、どんな保存だろうが、栓を抜いたら3日ぐらいだと思ったほうがいいです。

 

飲食店さんで、どうーしても!栓を抜いても長期保存させたい!

という場合は、ワイン用の窒素ガス・スプレーで窒素を入れ、その後さらにバキュバンを。

これ、かなりもちます。

 

 

色々と書いたんで、ちょっとまとめますね。

赤ワインの保存方法、まとめ

抜栓前

  • 最良:ワインセラー
  • 普通:温度変化の無い常温
  • やや難あり:冷蔵庫
  • 最悪:温度変化が激しい部屋

 

抜栓後

  • 最良:ワインセラー+バキュバン
  • 普通:温度変化の無い常温+バキュバン
  • やや難あり:冷蔵庫+バキュバン
  • バキュバン無しは冷蔵庫
  • 最悪:キャップ空けっぱなし+温度変化が激しい部屋

 

はい。ちなみに僕の部屋は西陽が当たるんで、いつでも最悪です(苦笑)

たまに思う疑問として、世の中の多くのご家庭では、お父さん部屋は西側です。

世帯主、お父さんが一番過酷な部屋で、一番何もしてない子供部屋が、なぜ一番良いのでしょうか?

お父さんの疑問は尽きませんが、夕日が見えるので、たそがれるには最適です。(笑)

 

話はそれましたが、赤ワインの保存方法は以上です。

要は、ワインセラーって必要だぞ!って事と、

温度に気を使うよりより、バキュバンが有効だぞ!

冷蔵庫入れればいいってもんじゃないぞ!って事。

ま、主観でしかないんで、何か化学的根拠があるわけでもないです。

でも、これを読んでくれた方に「そうか!冷蔵庫に入れてたから、あんな味だったのか!」って人が何割かはいると思うんですよね。

 

ついでに書いてみますと、ワインセラーってどのぐらいのを買えばいいの?

と思われるかもしれません。

これの答えは・・・

置けるスペース、出せる金額で収納本数が一番多い物!

というのが、僕のオススメです。

 

ワインセラーって色々とメーカーによって特徴があったりします。

ですが、僕は本数を優先したほうがいい!と思います。

なんでって?

ワインって飲み物は、一瞬の煌きを掴むような物だからです!

千円のワインだろうが、1万のワインだろうが、感動するワインもイマイチなワインもあります。

それが造る年が変わるたびに、コロコロ変わります。

もうね、法則もクソもありません(笑)

だから、入れる本数に余裕があれば、それだけ旨かったワインを買占めできるんです!

 

もし、ワインセラーを置いてるようなワイン通な知人、友人います?

そのセラーに何が眠ってるか?見てみて下さい。

何本も同じ銘柄で同じ年代のワイン、ないですか?

もし、あるようなら、それはきっと「大当たり」のワインです。(笑)

バラバラの銘柄ばかりだと、ワイン愛好家というより、ワインコレクターの面が強いかも。

同じ銘柄を見つけたならば、しらこい顔して聞いてみましょう!

「あ、同じワインが何本もありますね。一本くれませんか?」

持ち主が、ワインも飲んでないのに渋~い顔したら・・・

おめでとうございます!当たり確定です!(笑)

すんなりくれなかったら、落とし文句を言ってみましょう。

「ボク~、あんまり旨いワインって解んないですぅ。○○さんのオススメだったら信用できそうですやん」

こんな感じで言ってみましょう!

これは効く。

なぜってワイン愛好家には、「旨いワインを買い占めたい」という思いの他に「もっとみんなにワインの良さを知ってもらいたい」という気持ちもあるからです!

おそらく!そのおじさん(おばさん)は、しぶしぶとワインを取り出してくれるはず!

もう、心の葛藤が目に浮かぶようです。

「このワイン、旨いんだよな、俺好きなんだよな、でも・・・」

意を決して、ワインをあなたに差し出すでしょう!もはや我が子を託す親の気持ちです。

「大事に・・・大事に飲んでやってくれー!」

そしたら、あなたは両手でワインを抱えましょう。

「ありがとうございます!大事にします!」

もはや、一刻の猶予もなりませぬ。

後生大事にワインを抱え、あとは一路家路に。

「き、君ー!もう帰るのかね?」

と、相手が言うかもしれません。

さすればこう申しましょう

「は!この大事なワイン、なればこそ、今日中に飲み明かさねばなりません!ならばこれにて!」

急ぎ帰る、あなたの後姿にワイン愛好家は、こう呟くでしょう。

「いい人に貰えて、良かったなぁ」

 

・・・なんの話書いてるか忘れる所だった。

そう!究極的な答えとすれば、

ワインは買った日に飲め!ってのが究極的答えです。(笑)

 

 

 


 

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