北海道の國稀酒造さんが造る純米酒。
「吟風國稀」を飲んだ!
多分、読み方は「ぎんぷうくにまれ」
目次
吟風國稀について
吟風とは酒米
吟風って何?って思ったんですが、酒米の名前でした。
(酒米=酒造りのために品種改良された米です)
ほえー!そんな名前の酒米があったのね!
吟風は、北海道産の酒米らしいです。
登録も最近で2000年。
もう、酒米って日進月歩すぎて、覚えきれません(苦笑)
まあでも、一昔前は「山田錦で造っときゃいんじゃね?」みたいな感があったので、各地に固有の品種があるのは良い事。
國稀酒造について
そしてもう一つ!すごい特徴があります!
この國稀酒造なる蔵、どうやら、日本最北端の蔵みたいです!
瓶のラベルにも「最北の蔵」と書かれています!
俺、とうとう最北の酒に出会いました!
最北の蔵って、どのへん?
日本最北端の蔵、北海道の増毛郡増毛町という所にあるらしいです。
おお!なんでしょう!オジサンとしては、あやかりたい地名です!
ここに神社は無いのでしょうか?「ふさふさ神社」とか無いですか?(爆)
どこよー!増毛町!
わお!
めっちゃ北!
温暖な気候の西日本の人間からすると、生きていける自信がありません。
僕らは1センチ雪が積もると、もはや車の運転はできない人種です。
今日の増毛町の気温は、氷点下ー9℃、だそうです!
もはや想像できません!
ヒートテックでは無理ですよね?
アザラシの毛皮が必要ですか?
装備は酸素ボンベ必須ですか?
ロープは10mで足りますか?
入山許可はどこに出すんですか?
捜索隊は来るのでしょうか?!
怖いよ!僕、怖い!
・・・そんな世界を想像してしまいます。
ああ、ちなみに、読み方は「ましけぐん・ましけちょう」でした。
(笑)
狙ってなかったけど、夢叶う。
これ、特に狙って買ったわけじゃなく、なんとなく買ってみたらコレでした。
その昔、酒屋を始めた頃に、
「死ぬまでに飲みたい酒100」
ってのを考えてた事があるんですが(暇人かよ)
その時に「日本最北端と最南端の酒」ってメモしたんですが、妙なとこで願いが叶っちまった。(笑)
ではでは!飲んでみましょ!
吟風國稀の感想
うーん。
これ、難しいなぁ。
味わいは、ちょい辛で太め。
日本酒らしい日本酒です。
んー、ただ、「これ!」と言った特徴が無いかも。
普通っちゃ普通。
期待しすぎ?
不味くは無い!
不味くは無いが、とりたてて、ここが旨い!って感じが・・・。
これ、期待しすぎちゃったかも。(苦笑)
なんかね!北海道ですよ!
それも、最北の蔵!
がつーん!と荒々しい酒を予想しません?
または、厳しい冬を連想させるような、ぎゅぅぅぅっと詰まった味とか。
味わいは濃厚タイプ
味わいとしては、西の酒(西日本の酒)に多いタイプです。
どっしりした感じ。
このブログに書いてる北海道の酒でも、国士無双や鰊御殿、男山の酒なんかも、「どっしり」してるから北海道の酒ってこのタイプが多いのかも。
妙な期待をしなかったら、普通に旨いっす。
「最」という字に俺達は期待しすぎ
思えば、「最」という字が付いたら、なんか期待しちゃうんですよね!
これ以上ないという意味、それが「最」。
期待をして、いつも裏切られる。
思えば、いつもそうだった!
- 「最後の恋」という中居くんのドラマ。
- 「最後の挑戦」というサブタイトルはベストキッド3。
- ちなみに「最後は自分との戦い」というオチ。
- 映画で出てくる「最後の砦」はいつも破られる。
- というか「最後の戦い」は続編できる確立50%
- 「最終回」で話がまとまる確立も50%
- 「人類最強」とか、だれ決めたの。
- 「最後に残った人が鬼」って言うやつのほうが心が鬼。
- 「ちょっと聞いて!この間、最悪でさ~」という話は、それほど最悪では無い。
- 「あんたって最低ね!」と別れ際に言われるほど最低でも無い。
- 「うちの子、最高ですよ」と呼び込みの兄ちゃん。一瞬、足止まる。
- 「最高ですか!」「最高です!」。
やはり、”最”ってやつは、期待しすぎちゃうんだなー。
・・・ってイカンイカン。話が脱線した。
最後の一言。
最北の蔵、意外な事に、ふつーでした。
でも、不味くなくて良かった。それは本当に良かった。(笑)
吟風國稀・純米酒 特徴やその他の情報
- 蔵元:國稀酒造
- 場所:北海道
- 使用米:吟風
- 精米歩合:65%
- 使用酵母:不明
- アルコール度:15度以上16度未満
- 日本酒度:+4
- 酸度:1.5
- アミノ酸度:
- 予想価格:720ml 1200円 1800ml 2100円
- おすすめの飲み方:冷や・常温