今回は、ちょっとヨソの記事に反論するっつう記事を書いてみます。
先にそっちを読まないと、全く意味が解らないので、僕の矛先はここです。
SAKETIMES:ソムリエと酒匠による「光明」のテイスティング
酒タイムスの記事にオッサンが全力で反論するぜ!
10万円という高額な日本酒を、酒タイムス編集長とソムリエさんが飲みながら対談する記事です。
この手の記事、っつうか今の日本酒ブーム「日本酒をワイングラスで」みたいな風潮に往年の日本酒ファンは「それ違うんじゃね?」と思いながらも、そこに反論するとオッサン丸出しみたいになるので、ツッコまない人もいると思います。
そんな方々に、面白がって貰えればと思います。
うーん、でもこういう記事って、書き方が難しいっすよね。上品に書いても面白くないですし。
全力で行ってみますか!
そうなると、ちょっと文体が攻撃的になるので、読まれて逆に不快な感じになってたらツッコんで下さい。(苦笑)
では、青コーナーから行ってまいります!
注釈:「青コーナーから」とは、プロレス&格闘技で挑戦者側を指します。
まずは二人の出だしにツッコむ
対談の出だしは「光明」という日本酒の栓を抜くトコから始まります。
コルクを匂いを嗅ぐソムリエさん。
「酒蔵の匂いがしますね」
ーーーうん?まあいいけど。
それ、僕が赤ワインのコルクを嗅いで「うむ。ワイナリーの香りですな」と言うのと一緒じゃね?。
「光沢があり、クリーンな印象を受けます。ラルム(グラスの内側に残る筋)がシュッとしているので、とろみが少なくアルコール度数が低いのかなと想像できますね。」
うんうん。まあ日本酒ですからね。
クリーンっすよ、そりゃ。
そして、とろみも無いしアルコール度数は低いっすよ。
え?話聞いてた?今日飲むのは日本酒ですよ。
日本酒のテイスティングで「外観」は必要か?
前から思ってたけど、色合いを見るくだりとか、僕はそんな要らないと思う。
日本酒って透明タイプ、やや濁ったタイプ、薄っすら色付き、ぐらいしか無くない?
んで、ワインみたいにそこを見て楽しいか?と言われれば、賛同できない。
ワインと違って日本酒は、ほぼ透明ですからね。
正直、そこにあんま興味ないっす。
ウイスキー飲む前に「・・・綺麗な琥珀色ですね」とか言われても「うん、そうね」としか言えないように。
その後、テイスティングに入る二人。特に異議なし。
テイスティング時の香りや味わいに関するコメントは、特に反論ありません。
やっぱりソムリエさんだけあって上手です。
「あえて果実に例えるならマンゴスチンでしょうか」
マンゴスチンと来たかぁ。
このへんのボキャブラリー、ちょっと見習おう。
僕の場合「どかーんと来て、ざざーんと香りがね」みたいな説明ばっかしてるから。(苦笑)
この後、編集長さんのコメント。
「ほんのわずかではありますが、百合のような白っぽい花の香りがします。」
おおっと、こちらもさすが、編集長をやってるだけあります。
読んでるだけで、飲んでる気分。
やるな!敵も!
ちょっとこの酒の話。
1%!(何度聞いてもスゴイ)の超高精米の酒だから、吟醸香バリバリ!だと思ったら、どうやらそうでもないみたい。
造り自体は吟醸造りじゃないのかな?
酵母は何使ってんだろ。
謎は深まる。
の・・・飲みてぇ!(爆)
酒の価値についての話に反論
その後、二人の話は続くんですが、「酒の価値はどうやって決まるか?」という所で、ソムリエさんのコメントにウン?って思ったので抜粋します。
「ワインと日本酒の大きな違いは熟成の概念だと思います。ワインは熟成年数によって、確実に値段が上がっていきます。
日本酒のなかにも、熟成に向くものと向かないものがありますよね。新酒の生酒も美味しいし、氷温熟成のきれいな味も良い。
それぞれに良さがあります。ただ、日本酒とワインとは熟成の概念がまったく違うんですよ」
ちょっと待ったぁ!
・・・なんか昔のねるとんみたいだな。変えよう。
兄さん、今なんつった?
・・・東映のヤクザ映画か。
待てぇい!
・・・時代劇だな。ダメだ、いいセリフ浮かばない。話に戻ろう。
いや、同じでしょ。熟成ってのは。
僕は全く同じだと思います。
火入れの日本酒は、だいたい常温熟成です。
日本酒も樽熟成すると、濃密さと樽香が付きます。
熟成感を出さずに、口当たりのまろやかさを出したいなら低温熟成。
これってワインと同じじゃね?
同じだけど決定的に違うのは、日本酒の場合、常温熟成の酒は人気が無い事。
売れない。ただ、それだけ。
ちなみに、僕が今まで飲んだ酒の中で一番うまかったのは常温熟成です。
僕が今までで、一番旨かった日本酒
2013年に飲んだ、この1990年製の日本酒が、今まで飲んだ日本酒で一番旨かったです。
濃密、濃厚、だけどフレッシュ。
もう一回飲みたいけど、今はもう売られてないです。(泣)
「概念」って言ったから、カチンと来たのかも。
いやもう、なんでソムリエさんの言葉に、オッサンの僕が顔真っ赤にして反論してるのか?
これ「概念」って言葉に反応したのかも。
「日本酒とワインとは熟成の概念がまったく違うんですよ」
と、こう来ると「概念」ってかなり強い言葉じゃないですか。
それは「真理」とか「本質」に近い匂いを持つ言葉だと思うんす。
これ、例えば「概念」じゃなくて「状況」だったら腑に落ちるんす。
「日本酒とワインとは熟成に対する状況がまったく違うんですよ」
と、こう言うなら、すごーく納得しちゃう。
熟成酒、探せば多いよ。
別に日本酒が、熟成に見向きもしないワケではない。
日本酒の蔵ってもう色々で、通常の銘柄が三年以上常温熟成させてる蔵もあります。
それでも古酒に関しては、まだまだ発展途上なんで、ワインのほうが技術なり理解なりが全然上。
ただし、熟成に関しては性質は同じ、概念は同じだと僕は思うぞ!
さて、この後、今後の日本酒界はどうするべきか?みたいな話になるんですが、そこでもちょっと僕的に思う箇所あり。
良いお酒とは?の対談に反論
ソムリエさんのコメント抜粋
「ブランドやストーリーによっても価格が変わります。ワインでは、造り手のストーリーが強いものに付加価値がつきます」
編集長さんのコメント抜粋
「さらなる付加価値をつけるためには、スペック以外の"ストーリー"が必要です」
まあ、要は造ってるストーリーをもっと押し出せよ、と。
これ猛反論しますが、
「そんなもん、とっくの昔からやっとるわい!」
蔵の人もそうだし、酒屋さんもそうだし、こういうのはすでにやってます。
どっちかっつうと、やりまくってます。
ただねえ・・・そこ頑張っても、効果はそんな無いんですわ!
ストーリーを押し出しても酒はそんなに売れない
酒屋をやってた10数年前、売り場のPOPに蔵の様子を詳しく書いたり、杜氏さんの人柄とかも紹介したり、あの手この手で頑張ってる酒蔵さんの酒を売ろうとしました。
価格競争できない身とすりゃ、ストーリー勝負しか無いんですから、もうね武器はストーリーしかないんす!
ただ、この武器、頑張って作った割には戦闘力無いんす。
せいぜい「銅の剣+皮の盾+皮の鎧」ぐらいの戦闘力です。
村人が用意できる最高級って感じです。
そこへ!「知名度+広告力+価格競争力」というプレート・アーマーに身を包んだ、アレフガルド城の騎士団が来たら勝てるか?
勝てましぇん。じぇんじぇん勝てましぇん!
知名度ってのは「炎の剣」ぐらい攻撃力あるっす!しかもこいつは道具(贈り物)として使えばギラの効果も出せるんす!残念なのは「電通」か「danchu」という魔法の鍵がないと入れない武器屋で売られているんす!
ならば、違う世界に旅立とうとしても、そもそもこの小さな惑星は帝国の支配下にあります。
帝国(ジャスコ)は名を変えてファースト・オーダー(イオン)と呼ばれています。
かつて一騎当千と謳われたジェダイの騎士達(久保田・八海山・獺祭)もすでに帝国側の人間だと噂です。
元老院(公正取引委員会)なんてエピソードⅡ以降は見たこともありません。
ならばならば!
星図に載ってない未知の世界へと、エンタープライズ号(WEB制作会社)に20万ほど払って乗せてもらい宇宙(ネット)へと旅立ちます!
待ち受けるのは、そう!機械生命体ボーグ(Amazon)です!
捕まれば集合体(セラーセントラル)へ繋がれ同化させられてしまう!
・・・そんな奴らを相手に、銅の剣(ストーリー)で戦えと?
実際にやった事がある実験
実際に、ちょっと実験してみようと思って、こんな文字だけのPOP作った事あります。
「赤霧島・あんまりお薦めじゃないけど入荷しました」
霧島さんゴメンナサイ!(笑)ただ、これでも売れるのかな?って興味本位でした。
結果は、一日で瞬殺。ほんと、知名度ってすげえなと思った。
そもそもさ、売れてる日本酒のストーリー知ってます?
ちょいと昔から最近まで、売れてる日本酒、ヒットしてる日本酒ありますよね。
- 越乃寒梅
- 久保田
- 獺祭
- 十四代
などなど・・・挙げればキリ無いですが。
そんな人気の日本酒たち、ストーリー知ってます?僕は知らない。おそらく世間も知らない。
そしてさ、ワインって、ずーっと人気あんじゃん?
あれは、ストーリーがあったから売れてんの?
逆じゃね?遠い国の話で詳細が解らないのと、原価が解らないから売れてんじゃね?
売ってた実感からしても、地元の酒で1万の純米大吟醸を売るより、1万のワイン売るほうが遥かに楽だった。
僕の持論としては、ストーリーや背景を持ち出したからと言って、価値が上がるとも思わないし、ヒットするとも思えません。
じゃあ、しないのか?って話じゃなくて。
村人は、お手製の剣(ストーリー)と鎧(品質)で頑張るしかないって話。それしか武器ねんだから!
なんかちゃうねん!お二人のお話は!
僕の心に、もやもやぁってのが広がるんす。
さらにモヤモヤするのが、二人して「そっち側」なん?
もっとこう、日本酒側とソムリエ側でディスカッションないの?
・・・僕だけがヘンコツなんですかね?
これ、ひょっとして、たまに場を困らせる、木村太郎か田原総一朗みたいになってますか?
もしくは、NHKでもはや誰もツッコまない、平野レミみたいになってませんか?
若い時は間違ってても「若気の至り」で済みますが、オッサンになると「老害」になります。
トーク・ポジションに気を配らればなりませんが、「違ウヨ!ソウジャナイヨ!」とラモスの魂を継承した者としてついつい熱くなっちまいます。
ついでに、記事に対してじゃなくて世相に関しても反論してみます。
ここはもう、年相応なんて考えずに、社会に対して叫んでみます。
青春の握りこぶしを握ってみます!
盗んだバイクで走り出すぜ!
注釈:「青春の握りこぶし」とは小橋建太のラリアットが出る前の警報である。
注釈:「盗んだバイクで走り出す」とは尾崎豊のヒットソング「15の夜」での1コマ。窃盗罪なので実際にはオカンのチャリで走り出そうぜ!
そもそも、テイスティングはワイングラスなん?
日本酒をワイングラスで。これ、流行ってますねぇ。
僕が人から「日本酒ってワイングラスで飲むと旨いの?」って聞かれたら、こう答えます。
「おめー、オカンの味噌汁をマグカップで飲むか?」
厳密には、ワイングラスで飲んで旨い日本酒もある
吟醸系とか、香りが強いタイプの日本酒は、ワイングラスで飲んでも旨いと思います。
ただ、それと同時に、香りが強い日本酒なら「白磁」あたりの薄いオチョコで飲んでも旨いっすよ。
問題はそこじゃない。
ワインと日本酒は味わう場所が違うよ
赤ワインと白ワインでハマるグラスの形は違うんですが、そこまで言うと面倒なので置いときます。
とりあえず赤ワインってのは、渋みが重要。白ワインで重要なのは酸味。
ワイングラスって、ここがよりよく感じるように、上手く作られてます。具体的に言うと、グラスをかなり傾けないと入ってこないので、流入スピードが早いわけです。
日本酒で重要なのは旨味
ワインに無くて、日本酒特有の重要ポイントは旨味。これはもっと舌全体に広がったほうが味わいやすい。流入スピードは遅く、そして舌の先端にまず当てたいわけです。
能書きより、オチョコで赤ワイン飲んだほうが一発で理解できると思います。
ワインと日本酒ってのは、味わう重要なポイントが違うので、「ワイングラスで飲んだほうが旨い」ってのは間違いだと思います。ただ単に「ワイングラスで飲んで旨い日本酒”も”ある」。
じゃあなんで流行ってるのか?
これはもう、ここ数十年、東京の市場で生酒が流行ってるからだと思います。
生酒だと、香りが嗅ぎやすいワイングラスと合いますからね。
田舎に住む人は「なんで日本酒って生酒や生原酒が流行ってんだろう?」と疑問の方もいると思います。
地方はそうでもないんですよ。東京なんです。それで東京で売れないと話にならんので、全国の蔵は生原酒のラインナップを作るわけです。
僕がワイングラスを勧めない理由
明石家さんまがTVで「うどんの丼でラーメン食っても全然ウマくない!」って、どこかで言ってました。
物には前もって付いたイメージってあります。
オッサン世代は「みなみちゃん」という女の子は、会う前から美人だと思ってます。
積丹(シャコタン)半島は、名前だけでヤンキーの臭いを感じます。ブギ感あります。
飲み物も同じで、知らず知らずにイメージに引っ張られます。
ワイングラスで飲むと、頭は「白ワイン」のイメージで待ち構えます。
そうなると、白ワインみたいな味の日本酒が旨い日本酒だと思うようになるわけです。
白ワインみたいな日本酒?香りが強くて酸味が強くて・・・そう!生原酒です!
火入れの日本酒よサヨウナラ
ワイングラスで日本酒を飲むのが主流になると、味の強い純米酒や、香りで勝負してないタイプを飲む機会は減る一方になると思います。
さっき日本酒の熟成の話をしましたが、こうなると熟成酒もやっぱり流行らない。
ましてや燗酒なんて、一切飲む機会無くなるでしょう!
それにワイングラスに適した日本酒を見つけたとしても、今度は白ワインの感覚がそっちに引っ張られないかなぁ?
人間ってすぐ慣れるし、酒の好みも色んな影響に引っ張られます。
なるべくニュートラルに全ジャンルを楽しむには、赤ワイン、白ワイン、スパークリング、日本酒とそれぞれ適した器で飲むほうが正確に楽しめると思うんです。
そもそも、日本の陶磁器は丸無視なん?
備前焼から信楽焼、日本各地に焼き物文化があるんですが、ワイングラスで日本酒を飲むなら、こういう日本の焼き物は丸無視なんでしょうか?
徳利にしろ、お猪口(おちょこ)にしろ、それがワイングラスに劣るとは思えないんですよね。
全国の陶芸作家さん達は、このブームをどんな目で見つめているのでしょうか?
筋肉番付を自宅で観るケイン・コスギの心境なんじゃないでしょうか。
やっぱ見た目なのかなぁ・・・
新しいこと、または外国の物ってのはカッチョええので、若い人に「お猪口で一杯」は響かないのか?
若い女の子は、日本酒なら綺麗な白磁で飲んでると、そりゃあもう美人度UPすると思うんですが・・・いかがでしょう?
あ!漆器もありますよ!日本には陶器だけじゃない木の器があります!
どうですか?朱色の漆器。
これで、ほんのり甘い純米大吟醸なんて飲むと、くぅー!
なんで日本酒に、ソムリエがしゃしゃるん?
これ、思う人いません?
雑誌でもWEBでも、昨今、日本酒を紹介してるのはソムリエの人が多い!
なんで彼らがしゃしゃるんだと。
同じ畑っちゃ畑だけど、違うだろと。
んじゃ、バレーボールの試合にテニスの選手が解説できんのかと!
・・・あ、松岡修造がいたわ。
実は、利き酒師とソムリエはレベルが違う

http://gamedaradara.doorblog.jp/archives/51640557.html
これ、実は正しいんです。
利き酒師よりソムリエに日本酒を紹介させるのが、正しいんです。
なんでか?レベルの差が違います。
利き酒師は誰にでも取れる資格
利き酒師って、実は簡単に取れます。
3日ぐらいで取れます。テストも簡単です。
僕が酒屋をやってた時の話なんで、今はもう少し難易度上がってるかもしれませんが、ソムリエとは比べ物になりません。
ソムリエはレベル上げが必要
ソムリエは実務経験が必要です。
5年だったかなぁ?実際に飲食店での勤務が必要。
あの後、テストもあります。かなり難しい。
だから、同じ酒の資格でも、利き酒師とソムリエじゃあ別物なんです。
- ソムリエ:ダーマ神殿の転職
- 利き酒師:地下闘技場入場券
このぐらい違うと思っていいんじゃないかと!
だから、ソムリエが日本酒を語ったほうが信憑性でるんじゃない?
でもそれ、他に相応しい人がいないって事じゃない?
このあたりの状況、日本酒協会だか、どこか解からんが、ちょっと失敗したかも!!
日本酒は発展してんだか、迷走してんだか・・・
なんで、こうなっちまったのかなぁ、と思います。
日本酒だけなんすよ。こうまで迷走してんのは。
ビール通に「ビールってワイン・グラスで飲むと旨いの?」って聞くと、鼻で笑われると思います。
ビールには、それぞれ合った形のグラスが、すでにあります。
ピルスナータイプ、エールタイプ、それぞれグラスは違います。
日本酒だけなんすよね。どんどんアレンジされていくのは。
- 氷で割ってサムライ・ロック。
- ワイングラスでテイスティング。
- スパークリング・日本酒
日本酒の本流はどこ行った?
別にそれが悪いわけじゃなくて、本流が全く無くて、亜流だらけってのが問題。
じゃあ、僕は本流なのか?って問われるとそれもワカランし・・・
ただ、それでええんかな?という一抹の不安はあります。
その昔「お前に酒の飲み方教えちゃる」と言って、キャバクラに連れて行ってくれた佐々木部長を思い出します。
おかげ様で、しばらくの間、サントリーVSOPは高級品だと思い込んでました。
最初の印象って強いですからね。
だとすると、今からの若者は、ワイングラスで日本酒を初体験するんです。
それ・・・合ってんのかなぁ。
僕から見ると、ワイングラスで味わう日本酒の世界って、狭いんですよ。
似たような状況で、ウイスキー界は、近年のハイボール・ブームで一息ついてます。
でもハイボールを飲む女の子が、その後、モルトの世界に足を踏み入れるか?って言ったら、まず入らないです。
水割りから入ってる人は、意外とすんなりモルトに入国します。
だから、世のオッサンどもは、若い子に日本酒を勧めるチャンス!と、日本酒バルに連れていくのは、思ったより効果ないかも。
それより小料理屋で、きちんと和食と酒を飲み食いさせたほうが、いいような気がします。
5人連れてきゃ、1人ぐらいは開眼します。こっちの懐は閉眼しますが。
どんどんオッサン臭い話になって来てる気がする・・・まずいな。
でも僕はそれほど、文化に対して保守的だとも思わないし、新しい事も好きです。
まあ、右と思ってたら左だったとか、左にいたのに右になってた、みたいなのはよくある話。
え?政治の話じゃないっすよ。3Dマリオの話。
甥っ子に付いていけんのですわ。こちとら2Dで時間が止まってるんで。
やっぱり進行方向ってあるやん?360度動けるとか言われても困るやん?
日本酒もこんな感じで、各々が360度自由に進むのだろうか?
誰か「フォロミー!」つって日本酒界のジャンヌ・ダルクは現れないものだろか?
レディーガガあたりが、インスタで「お気に入りの備前焼と日本酒」なんてやれば、流れは変わるんじゃなかろうか?
うわー、書きながら自己嫌悪。それってめっちゃ、外国権威主義。モンドセレクションに出しまくる蔵と変わらんわ。
いや、あれは良しとしよう。日本の新酒鑑評会とか各種コンテストが売上に貢献しないので、あれは企業努力だよな。
んー。そうなってくると、ワイングラスで日本酒ってのも、新たな層を開拓する意味で必要なんだろか・・・・
考えれば考えるほど、解らなくなってきた。
こんな時は「夏子の酒」を読んで心を落ち着かせるのが一番である。
古くからの日本酒ファンのメンター、いや尊師!尾瀬あきら先生に合掌。(生きとるわい!)
まじな話、「酒は純米、燗ならなおよし」って名言を残した「上原浩」という方がおられたのですが、生前は日本酒サービス研究会の最高技術顧問をしてたりと、80歳まで元気だった日本酒界の生き字引みたいな方がいました。
この方が生きてたら、今の日本酒界はアリなんだろうか?ナシなんだろうか?
すでに、何の話を書いてるのか忘れてるので、元に戻します。
今日は、こんな感じで、他所様の記事に反論してみました。
「はぁ?何言ってんの?」って人もいれば「わかるわー!」って人もいると思うんですが、ネット上だと僕と同じ方向の記事は、少数派な気がします。
でもやっぱり、寿司食いながらオレンジジュース飲もうと思ってる子がいたら、注意する板前さんが欲しいように、日本酒をワイングラスで飲もうとしてる若者に「ちゃうやろ」と言う大人は・・・必要なんじゃないですかね!
一気書きしたんで、誤字脱字はそっとしといて下さい(苦笑)
ノリに乗って書きすぎて、気力を使い果たしました。はぁ、飲も飲も。